ブラウニーの漂白実験
どうも、こんにちは。
リトルダルのカスタムで迷い込んでくれた方がちらほらいるようで、何かの参考になれば幸いです。
オビダルの首固定は我ながらなかなか優秀(自分で言う)だと思うので、多少コツはいりますが、材料費も安いのでお試しあれ!
(過去記事参照)
さて、またしてもまるで違うジャンルの子を弄っていました。
小さなキャストドール、ブラウニーです!
当然中古も中古ですよ。
普通ならこの写真で買わないだろ(オイ)みたいな写りの悪い写真の子をお迎えしました。
なぜって、ゴゴちゃんが欲しかったんだ…。
ぱっちりお目目の一番人気と思われるモモではなく、ネネでもなく。
お迎え時のゴゴ。
眉毛がどうにも蛾眉と呼ばれた(らしい)FELIXメイク。前前オーナーさまがデフォルトにちょい足ししたか、オリジナルのメイクを参考にしたのか…。
案の定FELIX時代の子でした。
なので、推定年齢軽く10歳オーバーです。
ビスクならば古ければ古いほど価値が出たりしますが、近年のキャストドールは黄変との戦いです。よって、10年モノというのはそれだけ経年劣化している可能性大ということです。
この子は…
新品と比較しようにもDOLKの写真と比較するほかなく、それでも製造時からの時間経過を考えると大なり小なり黄変していると考えるのが妥当でしょう。
写真では白っぽく写るんですが、実際はアジア人の黄色みがかったような肌色でした。そこまで極端な黄変はなさそうです。
が、無謀にも漂白実験してみました。
詳しい漂白方法についてはグーグル先生にお尋ねください。ハイター式でキャストドールの実験を重ねている方のブログを参考にさせていただきました!
(届いたその日に手首を外そうとして関節パキっといった衝撃もそっと書き記しておきます…。古い子はキャストの素材そのものの劣化もあるかもしれません)
↓ 以下お人形の裸やバラバラ写真が容赦なく出てくるので畳みます。↓
新品のキャストドールを見たらきっと感動するんだろうなぁと思いつつ。
解体、家にある漂白剤がきれいっ粉しかなったので、きれいっ粉の洗浄液へ漬け込むことしばし…。
※先人の知恵によると、大きい子は約一週間日光に当てながら酸素系漂白剤(ハイター等)に漬け込むそうです。紫外線に反応して樹脂の色が白く戻るんだとか。科学的なメカニズムはわかりません!ブラウニーの樹脂が白くなるかもわかりません!
実際に試した直後の感想。
きれいっ粉って洗浄力が物凄く高いんですよ。クリーニング屋さんが使ってるというだけあって汚れにはとても強い。
さらっと元のパステル系のメイクは落ちました。(どのみち落とすからいいんですが)
心無しか汚れが落ちてスッキリというか、ふわっと肌色が明るくなった印象。
極小のネジなど金属パーツの錆が怖いので、様子を見ながら漬け込みました。冬場で寒いため、紫外線に当てても効果はイマイチぱっとしません。
5日ほど漬け置き…。
我慢できずワイドハイターEXを購入。錆対策にヘッド裏のマグネットをコート液で保護し、ワイドハイター原液パックという暴挙に。
ブラウニーのヘッドは3.5インチととても小さいので、化粧用コットン一枚で余裕でパックできます。
(グルーガンがあれば漂白剤に漬け込む前にグルーで覆ってしまうといいようです。持ってるのに肝心な時に出てこず、仕方ないので適当な溶剤系のコート液を塗りました。漂白液に反応して白っぽくがさがさになったのでこれはおすすめできません!)
気のせいでなければ白くなってる…?
でも水から引き上げると色が濃くなるのでなんとも。
漬け込んでる画像を比較すると、開始前よりは白くなってると思われます。
ただ光源が違うのでこちらが大袈裟に白く写っている可能性もあります。ブラウニーの漂白に挑む方ははくれぐれも自己責任でお願いします。
【実験結果】
・心なしか肌色がワントーン明るくなった気がする
・普通肌ではそこまで劇的な差はなさそう
・若干錆かけだったヘッド裏の極小磁石一か所、1mmほど錆が進行
※写真写り次第で色の印象がかなり変わるので写真がちっともあてにならない
漂白後、重曹に漬けて漂白液抜きをするとあったのでそれも試しました。
ハイター液が濃すぎたのか重曹が濃すぎたのか、なんとなく肌表面が部分的に粉を噴いたように…。
仕方ないので、結局全身研磨しましたorz
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研磨は600~800番のスポンジやすりの使い古しで。
削り過ぎることなく表面だけ少しずつ削れます。とてもとても小さいドールなので、光源確保とハズキルーペ必須。昔は裸眼でもっと見えたんですけどね…。
母のお古のハズキルーペを借りたら便利すぎて手放せなくなりました。
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漂白に関しては、もっとジャンクレベルで黄変している子ならわかりやすい変化があるかもしれません。
少なくともうちで試した子ではそこまで目に見えて大きな差は出ませんでした。(下手すると磁石の錆が進んで大惨事)
余程救いようがないほど黄変しているのでなければ、テンションゴムを張り替えるついでに軽く洗浄ぐらいに留めるのがいいと思います。
長くなったので、破損した手首パーツの補修と組み立て編へ続く。
予定だったんですが!!
もう少し参考になる…なる…?
ぐらいの、あてにならないレポートとしてブラウニー漂白実験を時系列でまとめてみました。
次次回、手首のパーツ補修とテンションゴム張り替えです。