小さいどーるカスタム忘備録

ねんどーるに始まり、小さいドールカスタムにおける四苦八苦の足跡。

小さいドールのメイクに使うパステルの話

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brownie doll gogo

よくカスタムドールの使用画材で目にする造形村のパステル。

何が違うのかとざっくり調べてみました。

アイキャッチのゴゴちゃんは口元のメイクオフ前です)

 

結論からいえば、よほど他のパステルと成分が違うとかそういう訳ではないようです。

 

パステルがドールのメイクに使われるのは、油分を含まないから。

色鉛筆NGなのは、芯に油分が含まれているからなんですよね。

ドールメイクに水彩色鉛筆を使う方がおりますが、それは水彩色鉛筆が水溶性のワックスで芯を固めている(=油分を含まない?)からなのかなぁと。

 

キャストドールにも色鉛筆NGだそうなので、ドールに油分を含む画材は要注意ですね。ソフビは特に色移りしやすいので気を付けた方がよさそう。

芯が柔らかいものほど油分が多いので、手持ちの画材でちゃちゃっとやりたい時など要注意です。

 

さて、自分の愛用するパステルはセミハードのニューパステルというシロモノなのですが。

造形村のパステルとの違いを調べていてなるほどなぁと思ったのが

 

造形村のパステル=色が薄くつく=失敗しにくい

 

という点。

 

ニューパステルは発色の良さをウリにしているだけあり、油断するとソフビが染まる(?)ほどぎっちり色が乗って物凄く焦りました。

 

これは以前にも書いた気がする実体験に基づく話ですが…

ソフビヘッドに素人メイクを始めたばかりの頃、要領がわからなくて、紙にパステル画を描く調子で紙の上で混色、様子を見ながら濃い色を直にヘッドに足して練り消しで消して薄めたり…

と、やっていたんですよ。

ちょっと色が付きすぎたなぁと練り消しでぽんぽんしてもだんだん落ちなくなってきて、焦ってアセトンでごしごししたら余計悪化したという話。

案外これ、直に濃いオレンジをだばっと乗せて刷り込んだから色移りしたんでは…?

 

このことから、パステルなら絶対色移りしないというわけでもなさそうです。

造形村のパステルはドールのメイク用として売られているだけあって、そのあたりもよく考えられているわけですね。

 

その点キャスト製のブラウニーはよく耐えてくれて、ホビーカラー薄め液でするっと奇麗にメイクオフできました。

(※パステル・リキテックス・溶剤系コートの自家メイク)

 

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口元と顔の一部メイクオフ + 口元のみふわっとパステ



写真にはなかなか写らないんですが、左右の目の下~鼻の上部にかけて、帯状にふわっとピンクを乗せていたのをばっさりメイクオフ。

口元のモールドの中に入れ込んだ絵の具もつまようじとホビーカラー薄め液を駆使して落としました。

上の写真は、メイクオフ後、口角を薄く描き入れ、ふわっと口に色を入れたところ。

一杯やってきた?と言いたくなるほんのりピンクの赤ら顔から脱し、口元のラインの汚さもなくなってスッキリ。

やっと写真マジック無しでも見れる顔になってきました。

 

ドールメイクの基本のきですが、下地にMrスーパークリアのつや消しスプレーを噴くのは、表面が適度にざらついてパステルがのりやすくなるからです。

これはばっさりメイクオフしてそのまま乗せたので、つるつるでかなり色が乗せにくかったです。

この上からMrスーパークリアを噴いて、さらに色を重ねる予定。

男の子にしたいのでくどすぎない程度にリップメイクをしようと思います。

 

なお、雨の日の塗装はNG。

そして今日は生憎の雨がちな天気。

湿度が高いと白化します!←やらかしたことのある人

表面が白っぽくなり、せっかくのアイメイクまで薄ぼんやりしてしまうので、続きは雨が上がって晴れた日に。

 

そしてメイクとはまったく無関係ですが、カスタムして里子に出すつもりでお迎えした新品のヘッドが気に入ってしまい、気が付けばうちの子が増殖しているこの現象。

いや多分そのうち泣く泣く誰か里子に出しますよ…。

 

おまけに一目惚れした中古のブラウニー(安いが可愛くはない)に手を出すか踏みとどまるかでぐらぐらしております…。付属のアイがね、気に入ってしまってね。

 

ジャンクに手を出すメリットは

 

 ●パーツ取りができること(ゴゴの手首ぼっきり事件)

 ●漂白実験に使える

 

考えるまでもなくお財布に優しくないですね…!!

brownieの漂白実験なんて完全な自己満足ですよ、誰かのお役に立つかどうかすらわかりません。キャストの漂白実験を詳細に書き記してくれた先達には感謝してますけど!

強いて言えば、ボディの状態のいいところを組み合わせて、里子に出しやすくなるぐらい?

 

でもね、最近いろんなドールに手を出しておりますが、基本はねんどろとかアニメ寄りの造形の方が好きは好きなんですよ…。

ただ一応リアル動物画畑の住人ゆえ、リアル系の造形物の方が親和性が高いんですよね。デフォルメ過ぎずリアル過ぎない、半リアルぐらいの匙加減がイイんだと思います。

 

余談の余談ですが、brownie doll フィリックス時代の子と、ドルクの子でボディサイズが5mmほど違うらしいです。

たまたま比較画像を見つけてびっくりしました。

しかもヘッド内蔵のウィッグ固定用の磁石もなくなっているとか。

シラナカッタヨ…

 

ブラウニーでも結局着せ替え時の関節バラバラ事件はあまり解決しなかったので(ゴムをもっとぎちぎちに引けば解消する可能性あり)、ピコドーに手を出すのもありかなぁとか…。

 

ほんと、ドール沼ってつくづく恐ろしいところですね!!!