Brownie doll 黄変メイク
久しぶりのブログ更新です。
Brownie二人目をお迎えする気は1mmもなかった…はずなんですが、気が付いたらお迎えしてました。(ドール沼民あるある)
さてこの子、おそらくFELIX時代の妖精耳momoです。
当時の知識がなさすぎて正確な製造時期はわからないんですが、GOGOが現行のDOLKの子と同じ関節構造なのでFELIX末期の子だとすると、それよりさらに古い子だと思われます。
ボディはGOGOより5mmほど大きく、ハンドパーツと足先が外せるタイプです。
手足先は磁石式ではありません。
さて、古い子なので当然相応に黄変がありまして。
うちのモニターで見た際に実物の色に近く補正しています。
ハイター漂白後なのでヘッド蓋(何もしてない)よりもフェイスとボディは白っぽいですが、いかんともしがたく黄色っぽい感じの色に。
写真でこれだけ見るとそうでもないんですけどね、実際に組み立てて服を着せるとどうにも気になる感じの。
(漂泊中の写真も撮ってたのにどこへ行ったやら…)
白っぽくはなった、赤みも失われた。そんな感じ。
ぁ、ちなみにボディ分解した段階で足首の関節球が一つ行方不明になりました。
(テストで一晩漂泊して水から上げるまで気付かなかったorz)
物凄く~~~慎重に、無くさないようにしてても
パーツが家出したりボッキリ折れたりするのが小さいボロっ子の宿命なのか…
仕方ないのでこれも四苦八苦して問題なく組みあがる程度のものはできました。
これについては後日。
で、実はこの子の前に普通肌のプチブライスにメイクをした時の事、
なんだか色白メイクになったんですよ。
人間でもワントーン明るい色を乗せて色白肌に!とかメイクであるじゃないですか。
多分同じ理屈だと思います。
黄変の度合い、どの程度赤みを足したいかによって違うので
何色が正解とは言えませんが
ごく淡い桃色、ほぼ白といってもいいぐらいの、
ハイライトカラーのソフトパステルでふわっとフェイス全体に色を乗せました。
■ + ■
↑の見えますかね… 文字コードで色のイメージを表現するとこれぐらいの足し算です。黄色っぽい色に白+赤みを足す感じ。
パステルは必ず油分を含まないソフトパステルで。
ドールメイクに油分は大敵、学習しました。
(稀に人間用のメイクでドールカスタムしましたって人がいるけどあれはとてもまずいと思われます…)
手順としては
1.十分な油脂の除去
2.クリアのUVカットつや消しスプレーで下地作り
(表面にざらつきが出れば成功。パステルのノリがよくなります。)
4.納得いく色になったら工程ごとにつや消しスプレーで定着
アイメイクは水彩色鉛筆なら肌色調整と同時進行でもできますが、
粉落ちによる色の濁りにご注意を。
(わざとアイメイクの濃い色を伸ばしてシャドーカラーとして馴染ませるのはアリです)
ドールメイクというよりパステル画の描き方が参考になるかと思います。
いまだにCX1が現役です。
カメラのせいなのかボディまで自然な色白に写ってしまうミラクル。
(嬉しい誤算ではあるんだけどなあ…)
おかげで色差がわかりにくいんですが、つや消しマット肌と何もしてないボディとの違いぐらいは伝わるんじゃないでしょうか。
実際は一番上のインスタに上げた写真が一番近いんじゃないかと思います。
光源でも印象が変わるんですが、実物は色白というよりはやや黄色みのある健康的な肌色という感じですね。
なおつや消しはてりってりになるまで噴くと
パステルメイクの微妙な色が死にます。
なのでこれも慣れが必要です。
つや消しの噴き方はプラモ系の解説をぜひお調べください。詳しく解説されてる方がたくさんおられます。
正直ブラウニーはパーツの一つ一つが小さすぎて、
全部分解して一つ一つきれいにつや消しで下地を作って~調色メイクして~
しようと思うと物凄くめんどくさいです。。。
小さいドールの黄変にお悩みの方は、ダメ元でお試しください。
黄変子のオーバーメイクのご相談も受け付けますが、修理のプロではないので、リスクも承知の上でご相談くださいませ。
インスタでコメントいただければ気付くと思います。
【余談】
パステル画の場合はフィキサチーフを噴き過ぎたら色が乗らなくなるっていうんですが
(紙目が詰まってしまうので)
Mr.カラーのUVカットつや消しスプレーで引っ掛かりを作って、さらに上書き、ありなんじゃないか…って思う昨今。ついでにUVカットもできるよやったね!