小さいどーるカスタム忘備録

ねんどーるに始まり、小さいドールカスタムにおける四苦八苦の足跡。

アセトン(除光液)でごしごしするとソフビヘッドは変色するよって話

どうも、壁打ちブログに迷い込んだ方がいらっしゃいましたらようこそ。

今回はカスタム小ネタというほどでもないのに、生首パーツ写真だらけです。

ドール耐性のない方は、即閉じることをおすすめしますm(__)m

 

見てしまったらすまんなってことで、ワンクッションはほぼないまま本文へ。

 

最近出てこないたたき台2号。

実はヘッドの汚れを取ろうとうっかり雑に擦り過ぎて、肌色をごまかすために厚塗りしたパステルがごっそり剥げていたのでした。

※かるーく表面を削ぐつもりでメラミンスポンジを使ったような…

 

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明るい肌色が平均的なホワイティ肌にパステル上塗りで寄せた色。

剥げて出てきた濃い色が、アセトン(除光液)でごしごししすぎてソフビ表面が溶けて変色したと思われる色。

 

そもそもなんでこんなことになっているのかというと…

 

ソフビヘッドのカスタムに手を出したばかりの頃、メイク落としにアセトン(除光液)がいいと聞いて、メイクミスが落ちないなぁ?と何度も顔面全体をごしごししてたんですよ…。

 

……ん?

 

気が付けば肌色が濃い。

 

落とそうと擦る→もっと赤くなる

 

気が付いた時にはたたき台2号、口のモールドはカッター滑らせてざっくりいくわ、全体的にホワイティにあるまじき赤ら顔だわ、それはもう悲劇的顔面で。

で、どうにかこうにか無理やり修正したのがうちの子紹介の叩き台2号の顔だったんですが…。

 

割と雑に扱ってもメイク剥げもなく耐えてくれてたので油断したんですよ||orz

メラミンスポンジ先輩は思ったより仕事をしてくれるから気を付けよう。

特にパステルみたいな粉っぽいものを、無理やり厚塗りしてコート剤で固定してる場合は危険。

ウレタンコートぐらい強い塗膜なら大丈夫かもしれませんが。

 

まあ、そんなわけでいっそやりなおすかーと、口の開口カスタムに失敗して無理やりアクリル絵の具で厚塗りした部分も、顔面の厚塗りも一度全部落としました。

 

使用したのは、Mr.カラー薄め液(有機溶剤)と耐水ペーパー(紙やすり)とメラミンスポンジ。

このために防毒マスク買いましたよ。さすがに胴体と腕にやばそうな皮膚湿疹できましたからね、健康のためなら三千円ぐらいの出費もやむなしです。

 

パテ盛り中の写真がありませんが…

 

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叩き台2号の顔面、修正中。

うっすら肌色が違って見えるのがおそらくパテ盛り部分(パテ盛り→やすりがけ後)

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落としたり盛ったり描き直したり…

この段階では色を戻そうとやすり過ぎて低くなった鼻にもパテ盛りしている

 

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恐らく↑の写真が、相当顔面をやすって肌色を戻したところ。

もう一つ上の写真に比べると若干肌色が明るい。

口は成型を一度は諦めてパテで全部埋めたものの、諦めきれなくてカッターで口っぽいものを成型してる段階だと思われる。

 

唇が白いのは、パテの色を誤魔化す下地として、明るい肌色に調整したアクリル絵の具で塗装しているため。(肌色サフの筆塗りを試そうか悩んでるうちに結構どうにかなってしまった)

口周りはアクリル絵の具でトントンと薄ー…く、パテと境目を隠すように下地色を塗り、その上からパステルをやはりトントンと色を置いて誤魔化している。

 

変色の赤みを生かして血色と影色に。

影色はより暗く、軽くハイライトを入れることで全体の印象を明るく、わざとメリハリを出してるかのように修正。

案外サフ筆塗りで奇麗に均一にならすより色に深みが出たのでは…?

 

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そしてしれっと顔面修正後の叩き台1号。

(もう少し修正予定)

 

 

 

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背景とウィッグで誤魔化すと、案外ホワイティっぽいヘッドに。

実物はどうしても赤ら顔ですが…。

(変色のないあおえヘッドと並べると明らかに違う)

まあジャンク寸前からここまで立ち直れば上等かな。

肝心の顔面ざっくりいった傷写真がですね、撮ったと思ったら撮ってなかったらしく。

パテ盛り中の顔も酷かったんですが(ねっとねとする)、不安すぎて撮らなかったようで写真がないんですすいません…。

 

参考までに今回使用した素材をざっくり書き残しておきます。

 

タミヤ エポキシパテ(速乾)※混ぜると濃い肌色っぽい色になる

・Mr.カラー薄め液

・綿棒(薄め液でのふき取りに使用)

・耐水ペーパー 400~1000番

パステル(ニューパステル)

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←影色、リップ、ハイライト→

※影色は厳密にはハイライトやリップカラーと混ぜて調整して少しずつ少しずつ、ふわっと乗せてます。

今回は下地がかなり赤ら顔だったので明るいピンク系は使っていません。

 

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←普通のホワイティ アセトンで変色から修正→

色補正なし。

蛍光灯下で撮影。

実際に見るともう少し肌色が違って見えますが、写真でこれだけ誤魔化せれば修正成功かな、と。

(叩き台2号、ボディをダルちゃんに貸し出し中につき、終始生首ですまない…すまない…)

 

【問】

アセトンで溶けて変色したソフビヘッドは修正できる?

 

【解】

めちゃくちゃヤスればある程度薄くなる気がするが、顔の形の変形というリスクがある。(鼻が低くなりました…。輪郭も多少ゆがんだ気が)

根気よくやすり掛けをし、変色を影色に見立ててさらに影色を追加、ハイライトを入れるメイクに切り替えれば何とかなる気がする。

 

 

なお、ニューパステルのオレンジ系。

気のせいでなければめちゃくちゃソフビに色素沈着するので気を付けよう。

(※アセトンごしごしの原因は、そもそもオレンジ系の色素沈着っぷりに焦ったため)

パラボックスさんでソフビバリ貰ったので、今度それも実験してみます…。

 

メイク用のパステルならもう少し違うんですかね?

 

ちなみにニューパステルは持ってるので使ってますが、現在は中古をセットで購入するなど、入手手段がかなり限られています。

ドールメイクよりは、一般的なパステル画を描く人におすすめのパステルです。

セミハードで発色がよくて使いやすいですよ。

 

2021年3月追記:ニューパステルアマゾンで再販してますね!

なくなった中間色のために欲しいけど、セット買いかあ…。高いよ高いよ…。