ねんどーるの肌色を微調整する方法
ねんどろいどユーザーならご存じだと思いますが、ねんどろいどの肌色は、キャラクターによって結構違います。
手持ちのかすたむヘッドやボディの肌色を、割と手軽に微調整したい時に使える(かもしれない)小ネタです。
パステルでメイクする
予約して待ち焦がれてやっと届いたねんどろいどどーるのボディ。
(ヘッドを忘れていて慌てて追加購入)
が、これなら!と思われたアーモンドミルクでさえ、やはり看過できないボディカラーの違い…。
特に濃い色のウィッグを被せて、オリジナルのお顔に色写りしては目も当てられません。
ということで、パステルでメイクをするための下地を作ります。
なお、かすたむへっどはカスタム前提なので、最初から顔部分に絵の具やパステルが乗りやすいようつや消し加工されているようです。
ウィッグ使用前提なので、ついでにオリジナルのお顔と頭部にも保護スプレーを振ることにしました。
※白っぽくなったりするので自己責任でお試しください!
用意するもの
風除けに段ボール箱、乾燥の間の埃よけに適当なプラケースがあるといい。
1.段ボールで風除けをし、つや消しスプレーを振る
換気のいい場所で、スプレーが吹き飛ばされないよう段ボール等で風除けをしながら、ムラなく均一にスプレーしていく。
コート液の仕様書をよく読んでスプレーします。
シビアな塗膜を作る前提でなければそれでも割と大丈夫…な気がします。(肌色の濃い子は要注意)
念のため表に出ない接合部にはマスキングしています。
ねんどろいどの顔パーツは意外と個体差があるので、かすたむヘッドがキッツキツでなければマステもいらないかもしれません。
2.彩色
スプレーが乾燥して、表面がつるつるではなく微かにざらっとしていれば下準備OK。
パステルを粉状にし、指や化粧スポンジ等で刷り込みます。
(写真は石切丸ですが、彩色するのはのっぺらヘッドになります)
<<色の作り方>>
パステルの発色は水彩絵の具と似たような感じだと思ってください。
下地を完全に隠すほど濃くは塗れません。
この場合、アーモンドミルクとオリジナルのヘッドを比べると、オリジナルのヘッドはワントーン明るく、黄色みが強いことがわかります。
なので、白+黄色系のパステルをひたすらまんべんなく顔全体に刷り込みます。
よく見比べて、黄色みが足りないと思えば黄色みの強い色を。
ワントーン淡くしたい時は白を足します。
黄色に寄り過ぎた、若干オレンジ味が欲しい…という時には、左端のパステルを追加しました。
ちょうどいい色がない場合は、別紙にパステルを擦り付け、混色して色を作ります。
この場合も色の考え方は同様。
白+黄色+オレンジ…を、希望の色になるまでひたすら混色します。
ティッシュを畳んだものを筆代わりに、紙に擦り付けて色を混ぜます。
※パステルが硬い場合は、茶こしを使うといい。
乗せすぎた場合は、練り消しゴムで消すか、それでもなおかつやり過ぎた場合は水洗いしてリセットしましょう。
※ねんどろ本体の上に直に乗せてもいいですが、ハードパステルは硬いのでお勧めしません。塗膜が剥げる上に、下手すると本体に傷がつきます!
ドールメイクのようにチークや影色を入れてもいいですが、ねんどろいどは平面+立体が上手く合わさったデザインなので、あまりリアルな影色は似合わないと思います。
【おまけ】
シナモン(褐色)肌はパステルで調整すれば使えるか?
結論:無理 でした…。
これが実際に試したもの。
なんというか…全体にくすんだ色になるんですよね。
パステルはカバー力の高い画材ではないので、本気で肌色を変えるには、サーフェイサーを吹いて下地処理をし、本格的に塗装するしかなさそうです。